アン・シネ最高2位発進! 魅せた日本ツアー自己最小66
「女子ゴルフ ニッポンハムレディース・第1日」(7日、アンビックス函館C上磯GC=パー72)
韓国の“セクシークイーン”、アン・シネ(26)=NOW ON=が7バーディー、1ボギーで、日本ツアー参戦4試合目にして自己最少の66をマークし、首位に1打差の2位につけた。大山志保(40)=大和ハウス工業=が8バーディー、1ボギーの65で首位に立った。連覇を狙う葭葉ルミは70で29位となった。
北海道初見参のアン・シネが本業のゴルフで道産子ファンを魅了した。2度の3連続を含む7バーディー、1ボギーの66。日本ツアー参戦4試合目で自己最少スコアをマークしたばかりか、初日2位はアース・モンダミン杯の14位を大幅に更新する最高順位だ。
「このコースはショットがよくないと成績は出せない。今日は本当にショットがよかった。自己採点は90点」
言葉通りにショットが切れた。7番でピンまで171ヤードを1メートルにつけてバーディーを奪うと、8番4メートル、9番も3メートルに乗せて3連続バーディーを奪った。
後半インも15番から3メートル、3・5メートル、90センチに寄せて、2度目の3連続バーディーを記録した。18番のバーディーチャンスこそ「リーダーズボードを見たら、すごく緊張してしまって」と2メートルを外した。首位浮上は逃したが、韓国ツアー3勝の実力を証明した。
もちろん、ビジュアルでも魅せた。ウエアは真っ赤なノースリーブと膝上30センチの超ミニスカート。「今日は情熱的な色。毎日情熱を持ってプレーしようと思うので、赤を選んだ」。折からの暑さでプレーの合間には扇子で涼を取る姿も様になっており「あの扇子は7番でなくしちゃったけど、もう1本あるから」と余裕の笑みを浮かべた。
「今まで外見ばかり注目されて残念な気持ちもあったので、いいプレーで注目されるのはうれしい。でも、まだ2日残っているので、欲を出さず、明日も3アンダーを目標に頑張っていきたい」。ミントのウエアで臨む2日目は初の最終組。日本ツアー初優勝も現実味を帯びてきた。