宮里藍、最後の全米女子45位発進 グリーン上で苦戦「焦らず、丁寧に」

 「米女子ゴルフ・全米女子オープン選手権・第1日」(13日、トランプナショナルGC=パー72)

 今季限りで引退する宮里藍(32)=サントリー=は2バーディー、2ボギーの72で回り45位につけた。葭葉ルミ(富士住建)が7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68をマークし、首位と2打差の3位と好発進した。野村敏京は71で27位。横峯さくらと鈴木愛は74で76位、森田遥は75で95位、76の渡辺彩香は112位、宮里美香は122位、川岸史果は142位と出遅れた。フォン・シャンシャン(中国)が66で単独首位に立った。

 上がりの最終9番。6メートルのバーディーパットをねじ込み、宮里藍は右拳を小さく握った。「上が伸びている分、この1打はすごく大きい」。我慢の展開から最後にイーブンパーへ戻し、安堵(あんど)の息を吐いた。

 好調なショットとは対照的にグリーン上で苦戦した。出だしの10番で4メートルのパーパットを外すと、2番で1・5メートル、3番では2メートルのチャンスを生かせず、いら立った表情で首を横に振った。

 4番も6メートルのパットが惜しくもカップに届かない。「とにかくパーを重ねていけば間違いない、と思いながら回っていった」。崩れない粘りが生命線だった。

 好機を重ねつつ、パット数は32に膨らみ、「70点。もうちょっとグリーン上で戦いたい」と課題は明確だ。「もう少しバーディーを取れるようにしたい。焦らず、丁寧に1つずつやっていきたい」。最後の全米女子オープン。残り3日、力の限りを尽くす。

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