宮里藍 4年ぶり予選通過も「悔しい」 苦戦&我慢のゴルフも最後はきっちり締めた
「米女子ゴルフ・全米女子オープン選手権・第2日」(14日、トランプナショナルGC=パー72)
今季限りで引退する宮里藍(32)=サントリー=は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で回り、通算1オーバーの41位で予選を通過した。27位から出た野村敏京(フリー)は69をマークし、通算4アンダーで首位と4打差の6位に浮上。3位で出た葭葉ルミ(富士住建)は76と崩れ、通算イーブンパーの31位に後退した。横峯さくら、鈴木愛、宮里美香、川岸史果、森田遥、渡辺彩香は予選落ち。フォン・シャンシャン(中国)が通算8アンダーで首位を守った。
下りの5メートル、「2カップ分ぐらい切れる」という難度の高いスライスラインだった。予選通過圏外で迎えた15番パー5。宮里藍は会心のバーディーパットを沈めると、少しだけほっとした表情を浮かべた。
苦戦を強いられた。7番パー3では1打目を池に打ち込んだ。3打目も右ラフへ外し、痛恨のダブルボギー。前半でスコアを2つ落とした。我慢を重ね、15番のバーディーで蘇生した。16、17番はともに1・5メートルのパーパットをねじ込み、18番では2メートルのバーディーパットを流し込み、決勝ラウンドへの切符をもぎ取った。
11位に入った13年大会以来の決勝ラウンド。底力を見せ「最低限の目標はクリアできた。それよりも悔しい思いが強い」と言った。