岩橋里衣2位タイ!伏兵が気合で粘った 賞金ランクは念願のシード圏内浮上
「女子ゴルフ・サマンサタバサレディース・最終日」(16日、茨城県イーグルポイントGC=パー72)
初日首位発進の岩橋里衣(りえ、31)=太平洋C成田=が69で回り、通算7アンダーで2位に入った。韓国ツアーからの招待選手、27歳の金楷林(キム・ヘリム、韓国)が5バーディー、ノーボギーの67とスコアを伸ばし、通算11アンダーで日本ツアー初出場初優勝。逆転Vを目指した堀琴音(21)、上田桃子(31)らは5位に終わった。
今大会の優勝を狙い澄まして取りに来た韓国からの刺客・金楷林に、一番の粘りで食らいついたのは桃子でも琴音でもなく、伏兵・岩橋だった。「スタート直後が暑すぎて、頭がボーっとしてた。3番パー5の第3打を(難しい)ピン奥につけてしまい、そこから気合が入りました」と目覚めた。
4番、5番で5メートル、6メートルを沈めて連続バーディー奪取。7番、11番でもスコアを伸ばした。ただ、14番で唯一のボギー。このティーショットを反省点に挙げた。「ひっかけてしまった。今日のミスはあれだけ。それ以外はいいゴルフができた」。自己ベストフィニッシュの2位タイに充実感があふれた。「3日間すごく楽しかったです。今は自分の思うような球筋が打ててるし、後半戦はもっとバーディー量産していきたい」と前を見据える。
最近、派手な色のウエアで「目立っていきたいと」考えるようになったという。自信の表れだ。賞金ランクは念願のシード圏内44位に浮上した。