松山英樹 メジャー初日自己最少「68」発進 悲願へ上々の滑り出し
「男子ゴルフ・全英オープン・第1日」(20日、ロイヤル・バークデールGC=パー70)
世界ランキング2位の松山英樹(25)=LEXUS=がメジャーの初日としては自身ベストの68で回り、2アンダーで初日を終えた。
松山は堂々と攻め、にこりとも笑わずスコアを伸ばした。1番パー4。フェアウエーからの2打目をピン上3・5メートルに寄せると、繊細なタッチでバーディーを奪った。「難しい1番で取れて、すごく良かった」。メジャー特有の緊張、重圧の中、上々の滑り出しで勢いづいた。
4、6番でともにバンカーへ打ち込んでボギーをたたいたが、眼光は鋭いままだった。「このコースは簡単じゃない。ショットがまっすぐ行かないと、パーも取れないから」。7番パー3で1打目をピンそば1・5メートルにつけた。9番パー4は2打目をピン右2メートルにピタリ。15番パー5では、左ラフからの2打目を3番ウッドでグリーン手前まで悠々と運び、あっけなくバーディーを奪った。
メジャー20戦目で、初日68は自己最少ストローク。「もっと伸ばせた?それはない。今の状態なんで」。目指すのはメジャーの頂点のみ。戦いは始まったばかりだ。松山は緩めず、アクセルを踏み続ける。