弱冠20歳の永井花奈が3位発進!初Vで両親と祝杯だ
「女子ゴルフ・センチュリー21レディース」(21日、瀬田GC西C=パー72)
昨年のプロテストでトップ合格した20歳の永井花奈(デンソー)が、4バーディー、ノーボギーの68、4アンダーで首位と1打差の3位につけた。着実に力を蓄えながら前進中のプロ2年生がツアー初優勝に挑む。首位は5アンダーの成田美寿々(24)=オンワードHD=とイ・ナリ(韓国)。
永井が2014年の日本女子オープンで3位に入り、ローアマのタイトルを獲得したのは17歳、高校2年のとき。成長を重ね、念願のツアー初優勝へ、上々の滑り出しを見せた。
「課題にしていたパッティング、100ヤード以内がだいぶよくなった」との言葉通り、5番と14番で8メートルのバーディーパットを沈め、10番パー5では第3打を2メートルに。16番パー3では6番アイアンでのティーショットをピンそば1・5メートルにつけた。後半のインは11番を除く8ホールで1パット、ハーフ10パットで1打差3位発進につなげた。
今季出場18戦中、予選通過14。前週までで1504万円余を稼ぎ、賞金ランクは36位にいる。「順調に来てるんじゃないかと思います」と自己評価した。
父・利明さん、母・裕子さんと一家3人でツアー転戦中。4月のプロアマ戦のパーティーで「オーパスワン(米カリフォルニア産ワインの最高峰)が何十本も並んでた。すごく飲んでみたかったけれど、その時はまだ誕生日来てなくて…」。初Vを実現して、両親と高級ワインで祝杯をあげよう。