秋葉プレーオフ制しV 逆転で今季初美酒 パットさえ「うれしい」
「デイリー後援・男子シニアゴルフ・マルハンカップ・最終日」(6日、太平洋クラブ六甲コース=パー72)
トップと3打差の4位から出た秋葉真一(52)=関文グループ=が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算10アンダーで並んだ前日首位の羽川豊(59)=フリー=とのプレーオフを制した。今季初優勝でツアー通算3勝目。羽川は17番のボギーが響き、3年ぶりの優勝を逃した。昨年覇者のプラヤド・マークセン(51)=タイ=が1打差の3位に入った。
華麗なショットで激戦に終止符を打った。18番で行われたプレーオフの1ホール目、残り130ヤードをピン左1・5メートルにつけてバーディー。羽川との一騎打ちを制し、秋葉は「うれしいです。緊張してドキドキしました」と笑みをこぼした。
同組でラウンドした奥田から「いい加減にしろ」と怒られるぐらいパットがさえた。バーディーチャンスをことごとくものにし、ピンチでも9番で8メートルのパーパットをねじ込み、正規ラウンドの18番では4メートルのパーパットを沈めてプレーオフに持ち込んだ。
「練習ラウンドで真板さんから『パットは悩んじゃダメ』って言われて、そういう感じかと」と開眼。パット・イズ・マネーを実践し、優勝賞金1000万円を手に「今日はパッティングに尽きる」とえびす顔だった。