「女子ゴルフ・ニトリレディース・第１日」（２４日、小樽ＣＣ＝パー７２）

　“世界Ｎｏ．１ロングヒッター”葭葉ルミ（２４）＝富士住建＝が７バーディー、２ボギーの５アンダー６７で回り、佐伯三貴、全美貞（韓国）とともにトップ発進した。成田美寿々、工藤遥加が１打差の４位。西山ゆかり、諸見里しのぶら１３人が６９で位に並んだ。

　自慢の飛距離を生かして、葭葉が難コースを攻略した。４つのパー５は全てバーディーで、最終９番は残り２３０ヤードの第２打を３Ｗでピン６メートルに２オン。惜しくもイーグルパットを外し、「入ったと思って格好つけたので恥ずかしい」と充実の笑みを浮かべた。

　オフにドライバーを変えて、昨年比約３０ヤード増の飛距離を手に入れた。日本ツアーのドライビングディスタンスは２６１・５ヤードでトップに君臨し、７月の全米女子オープンでも２５６・６ヤードで出場選手中１位。「セカンドの番手も小さくなったし、ゴルフが変わった」と手応えを口にした。

　最近その武器が曲がっていたため、今週はつま先体重を意識して振っている。「体が起き上がらないので、しっかりボールを捕まえて打てる」。加えてこの日は初めてパターでクロスハンドグリップを採用。「今週はこの２つの課題をしっかりやっていきたい」とツアー２勝目を見据えた。