松山102位発進 V大本命がアレレ…新パター投入も「良いところがなかった」
「米男子ゴルフ・プレーオフ第1戦・ノーザントラスト・第1日」(24日、グレンオークス・クラブ=パー70)
年間総合優勝を争うポイントで首位に立つ松山英樹(25)=レクサス=が、いきなり出遅れた。バーディーなし、4ボギーの74と振るわず、今季初日ワーストの102位発進となり、「良いところがなかった」とうなだれた。ラッセル・ヘンリー(米国)が64で回り、首位に立った。
米ツアー最大のビッグイベントの幕開け。心地良い青空が広がる中、優勝候補の大本命として臨んだ松山の表情が晴れることは一度もなかった。
「良いところがなかった。ショットもパットも(良くない)、という感じですね」。出だしの10番は5メートル、11、14番ではともに4メートルのバーディーパットを外した。3番パー5では2メートルの絶好機が入らず。5番で1・5メートルのバーディーパットが右へ外れると、終盤は大失速。6、7番はパットがともにカップに蹴られて連続ボギーをたたき、最終9番は痛恨の3パットと散々の上がりだった。
直近2試合で使用したマレット型から、「何でもいいかな」とピン型のエースパターを投入したグリーン上で計33パットと大苦戦。バーディーなしは、2月のジェネシスオープン第2ラウンド以来、実に半年ぶりだ。前日に痛めた臀部(でんぶ)は「だいぶ良くなった」というが、フェアウエーキープ率50%(107位)、パーオン率61・11%(74位)と持ち前のショットも低調だった。
ラウンド後は練習場へ直行。ショットを調整すると、その後は2メートル前後のパットを繰り返し、計3時間も練習した。このままでは終われない。第2ラウンドで逆襲を期す。