松山、18番1メートルパット外して予選落ち…無言で会場去る
「米男子ゴルフ・プレーオフ第1戦・ノーザントラスト・第2日」(25日、グレンオークス・クラブ=パー70)
松山英樹(25)=LEXUS=が今季2度目の予選落ちとなった。年間総合優勝を争うポイントで首位に立つ松山は4バーディー、3ボギーの69と伸ばしたが、通算3オーバーで決勝ラウンド進出に1打及ばなかった。ポイントで3番手のジョーダン・スピース、世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン、リッキー・ファウラー(いずれも米国)とジョナサン・ベガス(ベネズエラ)が通算6アンダーでトップに並んだ。
前日に4オーバー、102位と出遅れた松山。この日は調子をやや取り戻し、最終18番をパーで切り抜ければ予選通過できる状況だったが、1メートルあまりのパーパットがカップに蹴られてしまった。
あぜんとした表情でカップを見つめた松山。厳しい表情で報道陣の前を素通り。コメントはひと言もなく、すぐに車に乗ってコースを後にした。関係者によると、練習日に訴えていた臀部(でんぶ)の痛みは影響はなかったという。
この予選落ちで、ポイントランク1位からの転落が濃厚。30人に絞られるプレーオフシリーズの最終戦(第4戦)まで出られることは確実だが、破格のボーナス1千万ドル(約10億9千万円)がかかる総合優勝には立て直しが急務だ。