申ジエ、逃げ切って今季初V 大会レコード!16番で元世界ランク1位の技
「女子ゴルフ・ニトリレディース・最終日」(27日、小樽CC=パー72)
首位で出た申ジエ(29)=韓国=が2バーディー、4ボギーの74とスコアを落としながらも、大会レコードの通算10アンダーで今季初優勝を果たした。昨年10月の樋口久子・三菱電機レディース以来の優勝で、日本ツアー通算16勝目。日本勢は鈴木愛が通算4アンダーで5位に入ったのが最高だった。
申ジエが、元世界ランク1位の技で今季初Vを勝ち取った。通算9アンダーでベイブ・リュウ(台湾)と並んだ最難関の16番パー4。第2打を奥のラフに打ち込んだが、フワリと浮かせるロブショットで2メートルに寄せ、パーをセーブした。このホールでリュウはボギーだった。
「16番が勝負ホール。大きいスイングで柔らかく振った。今年は優勝が難しいと感じていたので、本当にうれしい」。18番では18メートルのバーディーパットを沈めて万歳。文字通りの貫禄勝ちだった。