香妻琴乃、悲願の初Vでシード復帰だ 「考えすぎず」首位と2打差5位浮上
「女子ゴルフ・ゴルフ5レディース・第2日」(2日、ゴルフ5Cオークビレッヂ=パー72)
7位から出たプロ7年目の“ビジュアルクイーン”香妻琴乃(25)=サマンサタバサ=が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーの5位に浮上。最終日は首位との2打差逆転で悲願の初優勝を狙う。下川めぐみが通算5アンダーでトップ。笠りつ子、表純子ら3人が1打差で2位につけた。
最後まで集中を切らさなかった。香妻は7番で4メートルを入れてバーディーが先行。9番2メートル、13番1・5メートル、17番2メートルとチャンスをことごとくモノにした。最終18番こそ3パットで唯一のボギーとしたが69をマーク。「今日は1日落ち着いてできた」と自己評価した。
2週前のCATレディース。初日9位だったが、最終日に78と崩れて46位に終わった。その時、中島弘二コーチから「大きなミスではなくても、ひどいミスと思いすぎる。パーでもいいと思えるくらい楽にやらないと、1日通して集中力が続かない」と諭された。「今週は考えすぎないようにしています」と好調の要因を説明した。
2014年に賞金ランク19位に入り、恵まれたビジュアルもあって人気がブレーク。初優勝は時間の問題といわれたが、腰痛などもあり達成できず、昨季は同52位でシード落ち。今週は絶好のチャンスだが「明日は今自分ができるベストを出せたらいい」。遠回りした“ビジュアルクイーン”に戴冠の時がきた。