出水田が粘りの71で首位と4打差 松山仕込みパッティングで初V目指す
「男子ゴルフ・フジサンケイクラシック・第3日」(2日、富士桜CC=パー71)
出水田(いずみだ)大二郎(24)=TOSS=が71で回り、通算1アンダーで順位は6位のままながら、首位との差を1つ縮めた。鹿児島・樟南高2年で出場して4位だった2009年新潟国体で、高知・明徳義塾高3年で2位だった松山英樹からパッティングを教えてもらった。貴重な経験を生かし、ツアー初優勝を目指す。70で回った崔虎星(韓国)が通算5アンダーで首位に立ち、2打差で岩田寛ら3人が追う。
我慢のゴルフで上位に踏みとどまった出水田は、高校時代に松山からパッティングの指導を受けたことがある。09年の国体で「パットが入らずに困っていたら、『教えてやろう』と声をかけてくれた」と約30分間の即席レッスンを受けた。「その時以外はほとんど話したことがないんですが…」。最終日は松山仕込みのパッティングと平常心で初優勝を目指す。