「女子ゴルフ・ゴルフ５レディース・最終日」（３日、ゴルフ５Ｃオークビレッヂ＝パー７２）

　２位で出たＯ・サタヤ（３３）＝タイ＝が８バーディー、ボギーなしの６４を出し、１４年ダイキンオーキッドレディース以来の通算３勝目を挙げた。日本女子プロ協会によると、繰り上がりで出場を待つ現地ウエーティングからの優勝は初めて。５打差の２位は下川めぐみだった。

　圧巻の逆転Ｖだった。サタヤは３メートルを入れた９番で単独トップに立つと、後半も４バーディー。１７番では１０メートルのバーディーパットを決めた。最後は１メートルのウイニングパットを沈め、右の拳を握りしめた。

　今季はシードがなく、ＱＴランクも７３位でなかなかレギュラーツアー出場の機会がなかった。今週は直前にウエーティング順位が１番目と知り、タイへ帰国する予定を急きょ変更したのが幸いした格好で「何も期待はしていなかった。上でプレーできるだけでうれしかったのでラッキー」と喜んだ。

　次週の日本女子プロ選手権から出場が可能だが、来季のシード確定にはまだ７００～８００万円届かない。「まずはシードを取りたい」と足元を見据えた。