有村智恵“藍さんイメージ”粘って2位 「一打を丁寧に」5季ぶり復活優勝へ
「女子ゴルフ・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子・第1日」(22日、利府GC=パー72)
ツアー通算13勝の有村智恵(29)=日本HP=が1イーグル、5バーディー、4ボギーの69で回り、首位と1打差の2位。宮城・東北高の先輩、宮里藍さん(32)のプレーを参考にして好発進を決めた。飯島茜が68で首位に立ち、ルーキーの新垣比菜が有村と並んで2位。金田久美子、アン・シネ(韓国)ら6人が70で4位に並んだ。
2009年に優勝を飾ったコースで有村が2位発進。「守るところと攻めるところを見極めた。粘り強くやれた」と目を細めた。
3連続バーディーで発進したが、ティーショットのミスでボギーを重ねて貯金はなくなった。冷静に立て直せたのは東北高の先輩、宮里藍さんの前週の引退試合のイメージがあったからだという。
「藍さんは高まる気持ちの中でも集中していた。私も目の前の一打を丁寧にやることをテーマにした」。17番パー4で残り131ヤードの第2打を直接入れてイーグルを奪い、18番パー5もバーディーで締めくくった。
熊本出身だが、高校時代を過ごした宮城の大会に「特別な思いがある」と語る。第二の故郷で「格好いいところを見せたい」と、5季ぶりの復活優勝に意欲を燃やした。