松山不振続く…またも出遅れ29位 トップと11打差「良くなるきっかけを」
「米男子ゴルフ・ツアー選手権・第1日」(21日、イーストレークGC=パー70)
松山英樹(25)=LEXUS=は3バーディー、2ボギー、3ダブルボギーの75と振るわずトップと11打差、出場30人中29位と大きく出遅れた。64をマークしたカイル・スタンリー(米国)が6アンダーで首位。年間総合優勝を争うポイントで1位のジョーダン・スピース(米国)は67で6位につけた。
松山はショットが荒れ、よもやのブービースタート。ポイント7位からの逆転を狙う年間総合優勝へ、早くも黄信号がともった。
ティーショットでフェアウエーをとらえたのは3度だけ。パーオンは半分の9ホールだった。1番からドライバーを大きく右に曲げて脱出にも失敗。9番パー3では2・5メートルを3パットし、前半だけで2ダブルボギー。後半は一時盛り返しかけたが、17番でまたも1打目を右に曲げ、3つ目のダボをたたいた。
「ティーショットが良くなりそうかなと思ったところでミスが続いてしまった」
8月の全米プロで優勝争いに敗れた後、不振が続いている。前週はドライバーのシャフトを替えたが効果は出ず、今週はヘッドが割れて予備のクラブを使わざるを得ない不運も重なった。
「スタート前は結構いい感じで行けるかなと思ったが…。バーディーを取っても流れに乗れない。はあ…」とため息。「何か良くなるきっかけが見つかれば…」と模索が続く。