女子ゴルフの今季国内メジャー第３戦、日本女子オープン（賞金総額１億４０００万円、優勝２８００万円）は２８日、千葉県我孫子市の我孫子ＧＣ（パー７２）で開幕する。大会連覇と２週連続優勝を狙う畑岡奈紗（１８）＝森ビル＝や賞金ランクトップを争うキム・ハヌル（韓国）、鈴木愛（２３）＝セールスフォース＝らも参戦。１０月からの米ツアーテスト（ＱＴ）を受験する川岸史果（２２）＝加賀電子＝も優勝者に与えられる３年シードを虎視眈々（たんたん）と狙う。

　開幕前日の２７日は練習日。前週のミヤギテレビ杯ダンロップＯＰで４打差ぶっちぎりＶを飾ったばかりの畑岡は「明日からが楽しみ。ショットもパットもいい感じ。でも気持ちは切り替えていかないと、と思っています。攻める気持ちを忘れずプレーしたい」と意気込みを語った。

　その畑岡にただならぬ刺激を受けているのが、前々週にプロ初優勝を果たした川岸。「先週の彼女のゴルフは素晴らしかったと思う。私はそれに食らいついていくことができなかった。悔しいです。今週は優勝を争えるように頑張りたい」と打倒・畑岡を誓った。

　１０月下旬に渡米してＱＴ２次予選を受験する。「公式戦で優勝して日本ツアーの３年シードが取れれば、日米両方で戦いやすくなると思う。米ＱＴにも自信を持って臨めますし」と静かに闘志を燃やした。