17歳アマ・平岡瑠依が暫定3位発進 奈紗の最年少V記録更新なるか
「女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・第1日」(28日、我孫子GC=パー72)
雨によるコース状態不良でスタートが2時間45分遅れ、日没サスペンデッド(順延)で60人がプレーを29日に持ち越した。競技を終えた選手の中では、17歳のアマチュア、平岡瑠依(大阪学芸高3年)が5アンダーで暫定3位につけた。韓国の金楷林(キム・ヘリム)が7アンダーで首位。大会連覇と2週連続Vを目指す畑岡奈紗(18)=森ビル=は10ホールを終えて3アンダー。29日は第1ラウンドの残りと第2ラウンドを行う。
畑岡の次は平岡だ-。昨年大会で畑岡が史上初のアマチュア優勝を果たした日本一決定戦で、またしても17歳のアマチュアがV戦線につけた。2番で5メートルのチャンスをものにすると、4番で3メートル、12番で6メートル、13番で5メートル、15番でも5メートルのバーディーパットを沈め、5アンダーの67でホールアウト。「もっと(バーディーを)取れたかなと思うけど」とまで言い切った。
24日に繰り上がりで出場が決まり、実家のある大阪府和泉市から車で8時間以上をかけて慌ただしく移動してきた。「ここに入ったのは火曜日。練習ラウンドは昨日の18ホールだけ」と平岡。そんな中でも平常心を保ち、好スコアを叩きだすのだから恐れ入る。
夢は「世界で勝ちたい」。父・渉さん(38)は同市内で整骨院を営む、元ゴルフ研修生。字は違うが、名前の由来は大和魂を重んじるサッカー元日本代表のラモス瑠偉(るい)さんだという。「最低でも予選通過。できれば上位で終わりたい」。最終日が17歳246日目の平岡が優勝を実現すれば、昨年畑岡が作った公式戦最年少優勝記録を17日更新する。