畑岡奈紗70で8位発進 ジャンボの70に刺激「私も頑張らないと」

 「女子ゴルフ・スタンレー・レディース・第1日」(6日、東名CC=パー72)

 史上2人目の3週連続優勝を目指す畑岡奈紗(18)=森ビル=が4バーディー、2ボギーの2アンダー70で回り、首位に2打差の8位と好位置をキープした。服部真夕と笠りつ子が4アンダー68をマークし、昨年覇者のアン・ソンジュとイ・ミニョンの韓国勢と並んで首位に立った。

 調子が上がらないなりにスコアをまとめた。畑岡は6番パー3で8メートルから3パット。ボギー先行の苦しいラウンドとなったが、503ヤードの8番パー5で自慢の飛距離を生かし、流れを引き寄せた。

 打ち下ろしホールとはいえ、ドライバーの第1打を350ヤード近く飛ばし、残り150ヤードの第2打は8Iで2オン。2メートルのイーグルパットは外したものの、楽々バーディーを奪った。

 「今日は60点くらい。ショットもなかなかチャンスにつけられなかったし、その(長めの)パットを決めきれなかった。疲れもちょっとはあるんじゃないかと思います」

 それでも大きく出遅れないところが、今の畑岡の強さ。10番パー3で第1打を1メートルにつけて1アンダーとすると、13、14番では連続バーディーを奪った。アマチュアとして最後の出場試合となった昨年は4位で「我慢ができるようになったのが、去年より成長したところかな」と自己分析した。

 この日は男子ツアーで70歳の尾崎将司がエージシュートを達成。報道陣から感想を聞かれ「ジャンボさん、すごい。レギュラーツアーででしょう。私も今日は70でした。自分が70歳で70を出すことは想像できない。私も頑張ります」。レジェンドの快挙も力に変えて、3週連続Vへ突き進む。

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