大堀 ツアー初Vへ絶好 耐えて流れ手放さず首位と2打差の2位
「男子ゴルフ・ツアーワールド・カップ・第3日」(7日、京和CC=パー71)
大堀裕次郎(25)=フリー=が6バーディー、ボギーなしの65とスコアを伸ばし、通算17アンダーで首位と2打差の2位。ツアー初優勝へ絶好の位置につけた。初日からトップの宮里優作(37)=フリー=は65で回り、通算19アンダーで自身初の完全優勝に王手をかけた。
大堀は14番で3メートルを沈めると、スイッチが入った。15番は3・5メートル、17番は5メートル、最終18番はアプローチを1メートルに寄せ、楽々と連続バーディー締め。ニコリともせず「打てば入る。すごく入ってくれる」。合計パット22、平均パット1・4はこの日1位だった。
爆発の下地は前半9ホールにあった。1番でバーディー発進しながら、ピンチの連続。3番で2・5メートルのパーセーブを皮切りに、「ボギーを打つと厳しくなる。いいパーパットが入ってくれて、しのげたのが大きかった」。耐えて耐えて、流れを手放さなかった。
念願の初優勝へ、首位と2打差。「思い切ってやりたい。気持ちで負けないよう、強い気持ちを持ってやりたい」と最終日を見据えた。