松山英樹 シーズン初戦は首位と6打差の23位発進「いいものはなかった」
「米男子ゴルフ・CIMBクラシック・第1日」(12日、TPCクアラルンプール=パー72)
米男子ゴルフの今季第2戦、松山英樹(25)=LEXUS=が自身の今季初戦に臨み、4バーディー、2ボギーの70で回り、大会3連覇を狙うジャスティン・トーマス(米国)らと並んで23位となった。64をマークしたキャメロン・スミス(オーストラリア)が首位。1打差の2位にキーガン・ブラドリー(米国)らがつけた。今大会は78人が出場し、予選落ちなしで争われる。
新シーズンの幕開けは納得のいかないラウンドになった。昨年2位に入り、その後の快進撃につなげた得意コースで首位と6打差のスタート。松山は「いいものはなかった。(パットは)運良く入ったものばかり」と宙を見詰めた。
最終18番は634ヤードと長いパー5。残り70ヤードほどの3打目でミスし、グリーン手前からパターで20メートル以上先のカップを狙ったが3メートル近くを残してボギーとなった。3番までに二つ伸ばすいい流れを止めたのも小技。5番(パー5)は2打でグリーン横まで運んだものの寄せで失敗。バーディーを取り損ね、以降は一進一退だった。
奮闘した昨季は9月に調子を落とし、最終戦を終えたばかり。最近は体調を崩していたという。不満いっぱいの表情で「かなり厳しいが切り替えてやりたい」と語り、すぐにパットの練習を始めた。