石川遼61位発進 いきなり予選落ちの危機「どう立て直していくか」

 「男子ゴルフ・日本オープン・第1日」(12日、岐阜関CC東C=パー70)

 今季国内ツアー初出場の石川遼(26)=CASIO=はドライバーショットの不調に苦しみ、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの2オーバー72で61位と大きく出遅れた。2日目を終えて60位タイまでの予選通過に黄信号がともった。大会2勝目を目指す小平智と浅地洋佑が6アンダー64を出してトップ発進。池田勇太は3アンダー67で5位につけた。

 今季の不調を象徴するようなシーンだった。492ヤードの8番パー4。石川がドライバーで放ったボールは右へプッシュアウト気味に飛び出し、さらに右に曲がって林の中に飛び込んだ。このOBが響いて痛恨のダブルボギー。その後もスコアを伸ばせず、国内初戦でいきなり予選落ちのピンチに立たされた。

 「ドライバーが全然振れていなかった。弱気だった。8番でOBを打って悪いところが出たので、立て直そうと思ったけど、いいショットがバーディーにつながらないという面もあった」

 今季米ツアーではどん底を味わった。20試合に出場して、予選落ちが6試合連続を含む12回。トップ10入りは1試合だけ。賞金ランクは177位に沈んだ。下部ツアーとの入れ替え戦も賞金ランク31位で17~18年シーズンの出場権をつかめなかった。当面年内は国内ツアーに専念しながら復調の足掛かりを探る方針だったが、そのスタートとなる今大会でいきなりつまずいた。

 「今日は今の自分の状態がよく分かった。悪い意味ではなく、自分がアメリカでうまくいかなかった理由が(ギャラリーの)皆さんに伝わったんじゃないかと思うし、ここから自分がどう立て直していくかだと思う」。輝きは取り戻せるか。悲壮な決意で2日目に挑む。

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