松山、猛チャージで4位浮上 9バーディーの63も「いいショットは1度だけ」
「米男子ゴルフ・CIMBクラシック・第3日」(14日、TPCクアラルンプール=パー72)
8位から出た松山英樹(25)=LEXUS=は9バーディー、ボギーなしでこの日最少の63をマークし、通算15アンダーでトップと6打差の4位に浮上した。64で回ったパット・ペレス(米国)が通算21アンダーに伸ばし首位を守った。
9バーディーを重ねこの日最少の63と爆発しても松山は平然としたものだった。「いいショットは1度だけ。パットがいつもより入ってくれたかな」と表情を崩さず言った。
3メートルを決めた4番を皮切りに、5~7番もピンそば2~3メートルの好機を演出。これを今週から使うパターで仕留めると、203ヤードの8番(パー3)は1メートルに。楽々と5連続バーディーとした。終盤は3連続バーディーで締め、キャディーと力強く拳を合わせた。今大会は早藤将太プロがバッグを担ぐ。「現役選手のライン読みを参考にしている」と東北福祉大の後輩に感謝した。
順位は上げたが、トップも八つ伸ばし、最終日は6打差を追う。「10アンダー(62)以上出さないと勝つチャンスはない。自分のペースで、とりあえず(通算)20アンダーを目指す」と闘志を燃やした。