熱狂的虎党・大堀裕次郎 首位発進「阪神の分も僕が優勝する」
「男子ゴルフ・ブリヂストン・オープン・第1日」(20日、袖ケ浦CC袖ケ浦C=パー71)
前日悪天候によるコースコンディション不良で中止になった第1ラウンドを行い、熱狂的な虎党の大堀裕次郎(25)=フリー=が5バーディー、ボギーなしの5アンダー66をマーク、星野陸也、丸山大輔、D・ブランスドンと並んで首位に立った。
ミラクルショットでピンチを乗り越えた。後半アウトの3番パー4。大堀の第1打は左サイドの木の根元。通常の右打ちでは打てないため、左打ちにチャレンジ。PWで打った第2打は見事30ヤード先のフェアウエーを捕らえ、ピンまで残り190ヤードを2メートルに乗せてパーをセーブ。「あれは今日イチのショットでした」と自画自賛した。
甲子園の近くで生まれ、物心ついた時には熱狂的な虎ファン。この日も阪神に絡む話題で気持ちを表現した。今季スイッチヒッターに挑戦し、国内FA権を得た大和の去就を気に掛けており「大和が阪神出ちゃいそうだから、僕が頑張らないとと思って」とゴルフ版スイッチヒッター成功を喜んだ。
もちろん、阪神のCSファーストS敗退はかなりのショック。「雨の中での試合が残念だった。藤浪がカープ戦に投げると聞いていたので楽しみしていたんです。阪神の分も今週は僕が優勝したい」。悲願を達成した暁には、思う存分六甲おろしを歌う。