松山出遅れ10打差の67位 苦しい滑り出しにため息「いいところない」
「男子ゴルフ・世界選手権シリーズ・HSBCチャンピオンズ・第1日」(26日、シャサン国際GC=パー72)
米、欧州ツアーを兼ねる大会が開幕し、連覇を狙う松山英樹(25)=LEXUS=は3バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの74で首位と10打差の67位と大きく出遅れた。全米オープン選手権覇者のブルックス・ケプカ(米国)が64をマークしてトップ。71で回った片岡大育が31位につけ、谷原秀人と今平周吾は72の48位発進。78選手が出場し、予選落ちなしで争われる。
カップをそれるボールを見つめ、松山は肩を落とした。首位と10打差の苦しい滑り出しに「いいところはない」とため息をついた。
絶好機を逸したことが響いた。折り返しの18番(パー5)。ピン左奥3メートルのイーグルチャンスにつけながら、まさかの3パットでパー。そこから「おかしくなった」と言う。続く1番でボギー、3番では第2打をグリーン左奥に打ち込んでしまい、トリプルボギーで一気に後退。ギャラリーの悲鳴が響いた。
昨年はパットを驚異的なペースで沈めて圧勝した。実力者は今年も巻き返しを期待されるが「ショットが思うようにいかないので、パットが入ってもたいしたスコアにならない」と最後まで前向きな言葉はなかった。