奈紗“藍超え”だ!2位浮上で絶好位 国内ツアー3勝目最速記録イケる!

 「女子ゴルフ・樋口久子・三菱電機レディース・第2日」(28日、武蔵丘GC=パー72)

 3位から出た畑岡奈紗(19)=森ビル=が14番からの3連続バーディーを含む4バーディー、2ボギーの70で回り、穴井詩、ペ・ヒギョンと並び通算6アンダー2位に浮上。最終日は逆転で日本女子オープン以来となる今季3勝目を目指す。プロ2年目の永井花奈は68を出し、通算7アンダーで単独トップ。初の最終日最終組からツアー初優勝を狙う。

 藍超えへ、畑岡が絶好の位置に上がってきた。13番までは2ボギー。我慢のゴルフを強いられたが、14番で奥から8メートルのパットをねじ込んでこの日初バーディーを奪うと、16番まで3連続。勢いは止まらず、最終18番も手前5メートルを放り込んでバーディーフィニッシュを決めた。

 「今日は最初から我慢のゴルフでしたけど、1つバーディーが来れば流れが変わると思っていた。それが14番で来てよかったです」

 今週の上位進出を支えているのは、予選ラウンド2日間でフェアウエーを外したのが3回だけの高精度ドライバー。ボールを打つ前にぴょんぴょんぴょんと3回跳びはねるルーティンが安定したショットを支えているが、この日は客観的なデータの裏付けを説明してくれた。

 「跳ねない時のアドレスでは、人に押されると体が傾いてしまうんですが、跳ねた時は我慢ができる。軸が安定することが実験で証明されています」

 逆転でプロ3勝目を挙げれば、国内ツアー9試合目の達成となり、宮里藍の12試合を更新する最速記録となる。「それは、あまり気にせずに自分のプレーをするだけだけですね」。アマチュアだった16歳の時にプロツアーデビューした思い出の大会で、19歳になった畑岡が新たな歴史を刻む。

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