竹村厚彦がシニアの部初V「大きい大会の優勝は初めて」接戦制した

 「デイリー主催・第39回西日本アマチュアゴルフ選手権・最終日」(2日、土佐CC=パー72)

 一般の部は、首位から出た井上貴弘(28)=黒潮=が、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算2オーバーの146で大会連覇を果たした。8打差の12位から出た岡田晃平(15)=スカイ・ベイ=が、4アンダーの68をマークして、1打差の2位に入った。シニアの部は竹村厚彦(56)=スカイ・ベイ=が、初日からの首位を守り初優勝を果たした。

 終盤までもつれた優勝争い。1打差でタイトルを手にしたのは、初日から首位に立った竹村だった。「大きい大会の優勝は初めて。本当にうれしいです」と喜びをかみしめた。

 インスタートの前半は、3~4メートルのパットを決めて12、13、15番でバーディー奪取。後半に入ると、逆にボギーが先行する苦しい流れになった。それでも「いいプレッシャーの中で楽しめました。そして勉強にもなりました。上出来です」と力を出し切った。

 高知市在住の56歳。仕事の合間を縫って、30代から試合に出場するようになった。地道に鍛錬を重ねてつかんだ栄冠。「また少しずつ努力して、上位に入れるように頑張っていきたいです」と穏やかな笑みを浮かべた。

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