井上貴弘が西日本アマチュア選手権連覇「日本アマに行けるように」

 「デイリー主催・第39回西日本アマチュアゴルフ選手権・最終日」(2日、土佐CC=パー72)

 一般の部は、首位から出た井上貴弘(28)=黒潮=が、3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算2オーバーの146で大会連覇を果たした。8打差の12位から出た岡田晃平(15)=スカイ・ベイ=が、4アンダーの68をマークして、1打差の2位に入った。シニアの部は竹村厚彦(56)=スカイ・ベイ=が、初日からの首位を守り初優勝を果たした。

 苦しみながらも「1打」のリードが残った。初日から首位に立った井上が、見事に大会連覇を果たした。「全体的に調子が良くなくて…。素直にうれしいです」と笑みを浮かべた。

 2位に4打差をつけて迎えた最終日。1番でいきなりボギー。2、3番で連続バーディーを奪い波に乗りかけたが、5番でティーショットを左に外してOB。ダブルボギーをたたいてしまった。

 後半に入ると、2組前を回る岡田がスコアを縮めていることを知った。「ここからまた頑張らないといけない」と自らを奮い立たせた。

 15番からは、全てバーディーを狙った。結果は17番がボギーで、残り3ホールがパー。バーディーは取れなかった。しかし、最後まで攻めの姿勢を貫いた。

 昨年は通算3アンダーの141で優勝。「去年と比べると、スコアが物語っていると思います」と万全の仕上がりではなかった。

 初日のラウンド後は、1時間以上をかけて練習グリーンでパットの修正に取り組んだ。ベストを尽くす姿勢が勝利を呼び込んだ。

 次の目標は、日本ミッドアマ選手権(15~17日、阿蘇大津GC)。「上位に入って日本アマに行けるように」。勢いに乗って躍進を目指す。

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