鈴木愛 賞金女王へ後半猛チャージ「よかった」 2打差の2位に食らいつく
「女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・第2日」(4日、太平洋クラブ美野里=パー72)
賞金ランク2位の鈴木愛(23)=セールスフォース=が1イーグル、5バーディー、ノーボギーの65で通算13アンダーまで伸ばし、首位と2打差の2位に食らいついた。日米ツアー共催の今大会で優勝すればランク首位となり、来季の米ツアーシード権も獲得する。15アンダー首位はフォン・シャンシャン(中国)。前日首位タイの畑岡奈紗は71で7アンダー15位に後退した。
賞金女王へのいちずな思いで、鈴木愛が自身を上昇気流に乗せた。後半9ホールで1イーグル、4バーディーと猛チャージをかけ、首位と2打差まで詰め寄った。
「後半、よかったです」と笑顔。前半は1バーディーで「とにかくインで伸ばそうと気持ちを切り替えた」。10番でバーディーを奪いエンジンがかかると、圧巻は17番パー5。残り188ヤードを7番ウッドでピン奥2メートルに2オンしてイーグルを奪い、シャンシャンの独走ムードを打ち消した。
今大会は賞金ランク1位のキム・ハヌルが欠場。優勝すれば文句なし、2位以下でもイ・ミニョンより上位で単独8位以内に入る条件で、賞金ランクトップに立つ。「あまり意識していない。とにかくこの内容のいいゴルフを続けたい」。浮足立つことなく、マイゴルフを貫く。