鈴木愛、賞金女王へ2位発進 8バーディーに「調子戻ってきた」
「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第1日」(16日、エリエールGC松山=パー72)
賞金ランク1位で初の賞金女王を狙う鈴木愛(23)=セールスフォース=が8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67で回り、首位と3打差の2位につけた。ツアー通算25勝の全美貞(韓国)が64で回ってトップに立った。賞金ランク2位のキム・ハヌル(韓国)は1アンダーの22位。
鈴木が好スタートを切った。ボギーとダブルボギーを一つずつとしながらも、バーディー八つの67に「ショットの調子が戻ってきた」と胸を張った。
前週はショットの精度が悪く27位。「体が浮かないように目線を低く」と修正した。出だしの10番(パー4)は2打目を2メートルにつけてバーディー。11、14番も伸ばして迎えた18番(パー4)は2打目を1メートルに寄せ、前半だけで4打伸ばした。
大きなミスはダブルボギーとした3番(パー3)。1打目は体が浮いて、力ない球がグリーン手前の池につかまった。「残り6ホールで二つは取り返す」。集中し直して、狙い以上の4バーディーを奪った。
優勝すれば最終戦を残して初の賞金女王となる可能性がある。徳島県出身で、四国で決めるチャンス。「まず予選を通ってから」。はやる気持ちを抑えるようだった。