上田桃子 圧巻の2イーグルで2打差2位! 賞金女王へ一発逆転なるか

18番でギャラリーの声援に応える上田桃子
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 「女子ゴルフ・大王製紙エリエール・レディース・第3日」(18日、エリエールGC松山=パー72)

 8打差15位から出た現在賞金ランク6位の上田桃子(31)=かんぽ生命=が圧巻の2イーグル、5バーディー、1ボギーの64をマークし、通算12アンダーとして一気に首位に2打差の2位に浮上した。首位は14アンダーの全美貞(韓国)。上田と並ぶ2位に賞金ランク3位のイ・ミニョン(韓国)らが続いている。同ランクトップの鈴木愛(23)=セールスフォース=は11アンダーで5位、同2位のキム・ハヌル(韓国)は3アンダーで34位。

 10番パー4、残り120ヤードの第2打をPWで直接カップイン。上田が今季6つ目のイーグルを奪った。

 「水曜のプロアマ戦でもイーグルを取れたし、昨日もピンに当たったり、ホールインワンしそうなショットもあった。どこかでイーグルが取れればいいなと思ってた」

 10番に続き、17番パー5でも2・5メートルに2オンし、1ラウンドで2つめのイーグルを決めた。

 「イーグル数ランキングは、まったく気にしてません。運みたいなものだと思ってるから」。しかし、この今季7つ目で同ランク1位の比嘉真美子と1差に迫ったと聞くと、「あと1個欲しいですね」と笑った。

 2007年には今大会で優勝して賞金女王戴冠を決めた。このコースでは米ツアーのシードを失って秋口から日本に戻った13年、肋(ろく)軟骨骨折を押して出場して3位になり日本のシード復帰を果たした思い出もある。

 「毎年何かしらある、すごく縁を感じる大会。今年もいい思い出を作りたい」。賞金ランク6位で、逆転女王には今大会と最終戦の2連勝が最低条件。2打差で迎える最終日は「最終ホールまで攻め抜きたい」と、逆転への意欲をにじませた。大会前日に語っていた「一発逆転ホームラン」を実現するか。

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