有村智恵、イッキに首位浮上 飛距離伸び好転、藍先輩に「いい報告を」

 「女子ゴルフ・ツアー最終予選会・第3日」(30日、有馬CC=パー72)

 来季前半戦の出場優先順位を決める最終予選会の3日目が行われ、有村智恵(30)=日本HP=が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算7アンダーで首位に立った。トップには有村、松森彩夏ら4人が並び、前日首位の金田久美子は通算4アンダーで10位に踏みとどまった。1日に最終ラウンドが行われ、上位30人程度が前半戦のフル出場権を得られる。

 トッププロのプライドを捨てたところから、有村が再び輝きを取り戻そうとしている。67の好スコアで、18位から首位に浮上した。「初日からなぜか飛んで。練習で行かないところまで行って初日は苦労したけど、距離が合い始めて」。一気に好転した。

 ここへ来ての飛距離アップを「いろんなものが取れたのかな」と笑う。賞金ランク上位の常連が2年連続のQT出場となった。「去年はツアー10試合。今年はフルに出てもここにいるのだから、現実を受け入れよう」と腹をくくった。

 最終日へ「私は詰めの甘さが最後に出るので、とにかく上を目指す。2日に宮里(藍)先輩と会うので、いい報告できるように」と意気込む。一切気を緩めず、ツアーフル参戦を狙う。

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