優作 名物ホール18番にやられた~ 痛恨4パット、ダボで8位後退

 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ・第2日」(1日、よみうりCC=パー70)

 逆転賞金王を狙うランク2位の宮里優作(37)=フリー=が名物の18番ホールに泣かされた。4バーディー、1ボギーでトップに並びながら、最終18番で痛恨の4パットでダブルボギーをたたき、通算2アンダーで首位と3打差の8位。賞金ランク1位の小平智は通算3オーバーで22位、同4位の池田勇太は通算5オーバーで26位に後退。2010、15年賞金王の金庚泰(韓国)が通算5アンダーで単独首位に立った。

 動けない。まさかの4パット、よもやのダボ。「いやー、きついな」。宮里優の顔は悔しさでゆがんでいた。

 グリーンの急傾斜が名物の18番パー3。12メートルのバーディーパットが2メートルオーバーすると、折り返しのパーパットはわずかに左へ外れ、さらに1メートル弱のパットも再び左へ…。

 「全部、ラインが違った。狙ったところに打てているけど、入ってくれない」。ため息は尽き、もう笑うしかなかった。2013年大会最終日に奇跡的なチップインパーを沈め、念願のツアー初優勝をもぎ取った思い出の18番が一転、悪夢のホールに裏返った。

 17番でバーディーを奪い、一時は首位をとらえた。持ち前のショットが好調で、好機の山を積み上げたが、この日は35パット。「急にパターがおかしくなっちゃって。どうしたものか。まあ、調整します」と言葉を残し、宮里優は練習場へ向かった。今季平均パット1位のグリーン上の名手だ。信じて、待とう。今季3勝。そのゴルフを貫き、結果を残してきたのだから。

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