ウッズ復帰戦9位「未来は明るい」 世界ランク531人抜き668位に
「米男子ゴルフ・ヒーロー・ワールドチャレンジ・最終日」(3日、アルバニー・バハマ=パー72)
2月以来の実戦となった元世界ランキング1位タイガー・ウッズ(41)=米国=は68で回り、通算8アンダーの9位で終えた。発表された男子の3日付最新世界ランキングでは1199位から531人抜きとなる668位にジャンプアップ。復活へ大きな手応えをつかんだ。前回覇者の松山英樹(25)=LEXUS=は通算11アンダー5位。61をマークしたリッキー・ファウラー(米国)が同18アンダーで逆転優勝した。
腰痛や私生活のトラブルに悩まされてきたウッズが、久々の実戦で無事に4日間を“完走”した。世界ランキング上位選手と争い、18人中9位。米ツアー公式サイトによると「とてもうれしい。興奮している」と話した。
昨年もこの大会で腰痛から復帰したが、今年2月にあっさり戦線離脱。4月に手術を受け、5月にはアルコールまたは薬物の影響下で車を運転したとして逮捕された。何度も苦境を経験したスーパースターは「見通しは来年もプレーするということ。どれだけ、どこでというのはまだ分からない」と慎重だ。
ただ4日で60台を3度マークし「いい兆しがあった。本当にいいショットも打てていた。未来は明るい」と手応えは残った。来年こそ再出発の1年にしたい。