ゴルフのスコア改ざんで10年間ツアー出場停止 20歳の斉藤拳汰
日本ゴルフツアー機構が6日、懲戒・制裁委員会により、斉藤拳汰(20)=フリー=を10年間のジャパンゴルフツアーへの出場停止処分とすることが発表された。
同委員会により認定された事実によると、今年10月13日、「太平洋クラブチャレンジトーナメント」で、スコアカードの複数箇所にわたって、マーカーが記載したスコアカードのスコアを自ら消しゴムで消して真実より少ないスコアを書き入れることで、スコアを過少申告し、スコアカードを改ざんしたとしている。
ゴルフ規則第1章に規定する「ゴルフの精神」に反する重大な違反行為とし、同委員会では「除名処分も十分に考えられた」というが、JGTO会長をはじめ各委員から斎藤が20歳とまだ若いこと、今回が初めての違反だったこと、「深く自省することにより将来に向けて更生を図ることを強く期待したい」という意見が出たことが考慮された。
結果として、「ゴルフプレーヤーとしての責務を無視し、ゴルフの精神に反する反社会的な行為をし、JGTO、又はJGT各トーナメントの名誉、信用又は品位を失墜させると認められる行為をした」ことに該当するとして出場停止の処分を相当と判断した。