ゴルフ改ざん、06年には男女で2例 「誤記」とは違い重い罰
日本ゴルフツアー機構は6日、懲戒・制裁委員会により、斉藤拳汰(20)=フリー=を10年間のジャパンゴルフツアーへの出場停止処分とすることが発表された。
同委員会により認定された事実によると、今年10月13日、「太平洋クラブチャレンジトーナメント」で、スコアカードの複数箇所にわたって、マーカーが記載したスコアカードのスコアを自ら消しゴムで消して真実より少ないスコアを書き入れることで、スコアを過少申告し、スコアカードを改ざんしたとしている。
誤ってスコアカードに間違った数字を書き込んでしまうスコア誤記とは違い、今回は故意にスコアを改ざんしたことから罪は重い。過去には06年に男子ゴルフの中西正樹が日本オープン出場をかけた最終予選でのスコア改ざんが発覚し、5年間のツアー出場停止と制裁金が課されている。
また女子では、06年に滝波愛が07年のツアー出場権をかけたセカンドQTでスコアを改ざんしたとして資格停止10年という重い処分を受けている。滝波はその後、女子プロゴルフ協会を退会している。