石川遼、男子ツアー開幕69発進! ガルシアと同組で発奮「いい緊張感があった」
「男子ゴルフ・SMBCシンガポール・オープン・第1日」(18日、セントーサGC=パー71)
アジアツアーを兼ねた男子の日本ツアー開幕戦は、雷雲接近で中断となり78人が競技を終了できなかった。6季ぶりに日本を主戦場とする石川遼(26)=CASIO=は6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの69で回り、暫定11位につけた。回り終えた中では昨年のマスターズ・トーナメントを制したセルヒオ・ガルシア(スペイン)と、カート・キタヤマ(米国)が5アンダーの66でトップに並んだ。
6年ぶりに日本ツアーを主戦場にする石川が、あいさつ代わりのラウンドで69をマークした。距離のある難コースを攻略し、「ミドルパットやロングパットが入ってのこのスコア。アイアン(ショット)がよくない」と課題を挙げながらも表情は明るかった。
今年初ホールの10番はグリーンを捉えられず寄せも失敗してボギー。13番で8メートルのパットを入れる「ナイスパー」で嫌な流れを変え前半を2つ伸ばし折り返す。後半も一度は崩れかけたが「読みが合っている」という自信のパットで3バーディーを重ね盛り返した。
2日前にトレーニングで右肩甲骨内側辺りの筋肉を痛め、まだ腫れが残り体調万全とはいえないが「飛距離も出せた」と一安心。昨年のマスターズ覇者ガルシアと同組で「いい緊張感があった」のも発奮材料となった。
新年を迎えて選手会長に就任。「いい結果を残して次につなげたい。フェアウエーに置くことに集中する」と力を込め、練習場に直行した。