小平智 5打差つけられるも2位に「収穫あった」 世界ランク50位以内確実に
「男子ゴルフ・SMBCシンガポール・オープン・最終日」(21日、セントーサGC=パー71)
順延されていた第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、小平智(28)=Admiral=が第3ラウンドを66、最終ラウンドを71で回り、通算9アンダーでショーン・ノリス(南アフリカ)と並ぶ2位に入った。昨年のマスターズ・トーナメント覇者セルヒオ・ガルシア(スペイン)が通算14アンダーで優勝。稲森佑貴が5アンダーで12位、石川遼は16位。賞金王の宮里優作は40位だった。
24ホールの最終日を戦い抜き、ガルシアに5打差をつけられたものの2位。小平は「途中から暑さでばてた」と反省しつつも「世界基準の大会で上位に入れたのはうれしい」と満足感もにじませた。
「ドライバーを、自信を持って打てている。(疑念が)確信に変わった。これだったらやれる」と手応え。昨秋に愛用品が壊れ、その代替のクラブがやっとなじんできた。「収穫がいっぱいあった1週間」と喜んだ。
大会前に52位だった世界ランクが50位以内に入るのは確実。3月下旬に50位以内なら念願のマスターズ出場権を得られる。「まだまだ気を抜けない。出る試合は全て1番になるつもりでやる」と攻めの姿勢を強調した。