川村昌弘 しぶとく3位 首位と2打差の好位置「よく踏みとどまった」
「男子ゴルフ・レオパレス21ミャンマー・オープン・第3日」(27日、パンラインGC=パー71)
川村昌弘(24)=アンテナ=が1イーグル、3バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの70で回り、通算8アンダーで外国勢2人と3位に並んだ。首位と2打差につけ、2013年以来となるツアー2勝目を狙う。68で回った宮里優作が9アンダーで2位に浮上。66をマークしたライオネル・ウェバー(フランス)が10アンダーで首位に立った。69と伸ばした池村寛世は7アンダーで6位。70で6アンダーとした中島徹が10位で続き、72と落とした小平智は18位に下がった。
川村がしぶとく好位置を守った。首位と2打差は射程圏内。粘り強さが光り「70でも順位が落ちなかった。よく踏みとどまった。ナイスです」と笑顔を見せた。
4番パー5で第2打を1メートルにつけてイーグル。6番でもバーディーを奪ったが、7番パー4で安定感に定評のあるショットに大きなミスが出た。第1打を左に曲げ、ラフの外側にある塀の向こうへ。打ち直した後もバンカーに入れるなど、5オン2パットのトリプルボギーとなった。
それでも「何の予兆もなかったし、少し力が入っただけ」と失敗を引きずらない冷静さがある。その後は大きなピンチはなく、後半のパー5の2ホールで盛り返して8アンダーとした。
海外志向が強く、年に10戦程度はアジアツアーに足を運んでいる。慣れたフィールドで、20歳だった13年以来の2勝目を挙げられるか。「調子が上向いているので楽しみ。好きなアジアの試合だし、エンジョイしたい」と声を弾ませた。