小平、最終日63で日本勢最高2位 18位から猛チャージ「伸び伸びプレーできた」
「男子ゴルフ・レオパレス21ミャンマー・オープン・最終日」(28日、パンラインGC=パー71)
18位から出た小平智(28)=Admiral=が8バーディー、ボギーなしの63をマークし、67を出した池村寛世(フリー)とともに2位に食い込んだ。3位から出たポール・ピーターソン(米国)が66をマークし、通算13アンダーで優勝した。昨季賞金王の宮里優作は71と伸ばせず5位だった。
パットに苦しみ伸び悩んでいた小平が、見違えるようなチャージを展開した。この日ベストの63で18位から2位に上がり「いいスタートを切って流れに乗れた。追い掛けるだけなので、伸び伸びプレーできた」と地力発揮に胸を張った。
好調なショットに正確なグリーンの読み。出だしの3連続バーディーで勢いをつけ、ボギーを一つもたたかず前半で五つ、後半でも16番で8メートルを沈めるなど三つ縮めた。パー5の最終18番では、第2打を池に打ち込んだものの、残り80ヤードの第4打を直接カップに入れ、ショットメーカーらしい見せ場をつくって締めくくった。
昨季は賞金王を逃し「悔しい思いをした」ことも発奮材料になっている。これで前週の開幕戦(シンガポール)での2位に続き、開幕2試合で日本勢最上位となった。
大会後は一度帰国し、次戦はオーストラリアでのアジアツアーに出場する予定。「大事な試合が続く。日本は寒いので、しっかり体調管理をして万全の状態でいきたい」と気を緩めなかった。