松山英樹が後退…9打差の44位 「どこが悪いのか分からない」
「米男子ゴルフ・ファーマーズ・インシュアランス・オープン・第3日」(27日、トーリーパインズGC=パー72)
33位で出た松山英樹(25)=LEXUS=は3バーディー、4ボギーの73とスコアを落とし、通算2アンダーで首位と9打差の44位に後退した。1年ぶりにツアー復帰したタイガー・ウッズ(42)=米国=は70と伸ばし、通算3アンダーで39位に浮上した。松山とウッズは最終ラウンドを同組で回る。69で回ったアレクサンデル・ノーレン(スウェーデン)が11アンダーで首位に立った。
松山はぶぜんとしていた。上位を追うはずが、いいところなくオーバーパーをたたき、「話す内容もない」と吐き捨てるように語った。
出だしの10番で3パットを喫し、11番パー3では1打目をバンカーに打ち込んだ。12番もラフを渡り歩いて3連続ボギーの苦しい船出だった。17番では1打目が右バンカーの縁、2打目もグリーン前の深いバンカーに入れ、前半だけで4つもボギーをたたいた。
フェアウエーキープ率は35・71%、パット数も34と絶不調。特に、懸案だったショットが相変わらず精度を欠き、「(好ショットが)できたと思ったら、なぜか曲がっているというのが続いている。どこが悪いのか分からない状況」と思わぬ重症に頭を悩ませた。
次週は、大会3連覇がかかるフェニックス・オープンが控える。ウッズと回る最終日に向け、「しっかりと何か見つけて、来週に向けていいきっかけをつくれたらいいと思う」と努めて前を向いた。