「米男子ゴルフ・ファーマーズ・インシュアランス・オープン・第４日」（２８日、トーリーパインズＧＣ＝パー７２）

　４４位で出た松山英樹（２５）＝ＬＥＸＵＳ＝は強風下でこの日最少タイの６９をマークし、通算５アンダーで首位と５打差の１２位で終えた。タイガー・ウッズ（米国）は７２で回り、３アンダーの２３位。１０アンダーで並んだ３人によるプレーオフはライアン・パーマー（米国）が１ホール目で脱落。ジェーソン・デー（オーストラリア）とアレクサンデル・ノーレン（スウェーデン）の対決は５ホールを終えて決着せず、日没のため２９日に持ち越した。

　ウッズはティーショットが乱れ、４バーディー、４ボギーと伸ばせなかったが、「ここ数年、ほとんどツアーでプレーしていなかったことを考えれば、この４日間はとても良いプレーだった」と満足げな笑みを浮かべた。

　２年５カ月ぶりの決勝ラウンドにもかかわらず、「６５で回れば、（１０アンダーで並んで）プレーオフに入れる」とあくまでも優勝を狙う強気なスタイルを貫徹した。強風が吹いていた中、ボギーとバーディーが交互で伸ばし切れなかったが、手にした収穫、自信は何より大きい。ウッズは「僕は良いショットが打てることが分かった。全体的にポジティブだ」と前向きだった。

　次戦は２月１５日開幕のジェネシス・オープンに出場する。