諸見里、12年以来のトップ3入りで復活の光見えた「ひとまず安心」

 「女子ゴルフ・ダイキンオーキッドレディース・最終日」(4日、琉球GC=パー72)

 4位から出た諸見里しのぶ(31)=ダイキン工業=が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算7アンダーで3位に食い込み、ツアー規定により次戦の出場権を獲得した。2009年以来の優勝はならなかったが、3位以内は12年meijiカップの2位以来。左肋軟骨のけがなどで低迷したベテランが復活の足掛かりを築いた。5位から出たイ・ミニョン(韓国)が66を出し、通算11アンダーで通算3勝目を挙げた。

 最終18番パー5、諸見里は1メートルのバーディーパットを慎重に沈め、通算7アンダーでフィニッシュした。この時点では4位だったが、上位にいた最終組の李知姫が18番でボギーをたたき、順位が3位に繰り上がった。

 久しぶりに優勝を争う最終日を終え、「絶対に最後は伸ばしてやろうと思ったので、バーディーを取れてよかったです。ひとまず安心しました」と底抜けの笑みを見せた。原因不明の左肋軟骨痛やアレルギー症状に悩まされ、13年から賞金シードを失い、16年は獲得賞金額が0円。どん底を味わったが、昨年中盤からようやくスイングをしても痛みが出なくなり、今季開幕戦の好結果につなげた。

 トップ10入りは15年Tポイント・レディースの7位が最後で、3位以内は2位に入った12年以来。直近の大会で3位以内に入れば、規定により翌週の大会に出場できるので、開幕第2戦のヨコハマタイヤPRGRレディースへの出場権も獲得した。

 「予想外のことでスケジュールどうしようって。でも、来週も出られることになったので、気を緩めることなくやっていきたい」。今年からリランキング制度が導入され、6月にシード選手以外の出場資格が賞金ランクに基づいて見直されるだけに「それまでに賞金ランクを少しでも上げたい」と前を向いた。

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