「米男子ゴルフ・アーノルド・パーマー招待・第３日」（１５日、ベイヒル・クラブ＝パー７２）

　３１位で出た松山英樹（２６）＝ＬＥＸＵＳ＝は３バーディー、２ボギーの７１と伸ばしたが通算３アンダー、首位と９打差の３５位に後退した。７１で回ったヘンリク・ステンソン（スウェーデン）が通算１２アンダーで首位をキープ。タイガー・ウッズ（米国）は６９で回り、７アンダーで５打差の１０位につけた。

　持ち前のアイアンショットは精度を欠いたままだった。６番パー５、フェアウエーから残り２３０ヤードを４番アイアンで２オンを狙ったが、左の池に入れて痛恨のボギー。パーオン率こそ前日の３８・８９％から６６・６７％に急上昇したが、「チャンスはほとんどなかった」と悔しそうだった。

　その一方で小技がさえた。１３、１４番はバンカーに入れながら１パットパーでしのぎ、１７番パー３ではグリーン左ラフからバンカー越えの難しいロブショットをピンそば３０センチにピタリ。「何とかアンダーパーで回れたので良かった」と安どの表情だった。

　左手の故障から６週間ぶりの復帰戦。松山は「回れている喜びはある」と言うと、最終日に向け「頑張ります。完走を目指して」と冗談交じりに話した。