初ホールインワン達成の永井花奈が首位発進「しっかり戦って優勝したい」
「女子ゴルフ・ヤマハ・レディース葛城・第1日」(29日、葛城GC=パー72)
プロ3年目の永井花奈(20)=デンソー=が11番でホールインワンを決めたほか4バーディー、2ボギーの68で回り、4アンダーで単独首位発進した。昨年10月のツアー初優勝は2日間短縮大会だっただけに、正規日程での2勝目達成に意欲を燃やす。1打差の2位に青木瀬令奈と全美貞(韓国)が続いた。
これぞロケット発進だ。永井がスタート10番パー4で1・5メートルにつけバーディーを奪うと、11番146ヤードのパー3でツアーでは「初めて」のホールインワンを決めた。「8番アイアン。いい所へ飛んで行ったから大丈夫だろうと目を離したら『入った』って言われて。ビックリしました」と目を丸くした。
難コースで68をマークし堂々の首位発進。昨年はツアー最年少として注目されたが、今は勝みなみや三浦桃香ら黄金世代と言われる後輩たちが台頭している。「まだ下の世代を気にする余裕はない。自分で精いっぱい」と話す20歳は「3日間でも4日間でも、しっかり最後まで戦って優勝したい」。ツアー2勝目を見据え、言葉に力を込めた。