「女子ゴルフ・スタジオアリス女子オープン・第２日」（７日、花屋敷ＧＣよかわＣ＝パー７２）

　荒天で順延された第１ラウンドの残りと第２ラウンドが行われ、堀奈津佳（２５）＝フリー＝が第２ラウンドを１バーディー、２ボギーの７３で回り、通算５オーバーの４５位で１５年のサマンサタバサレディース以来の予選通過を果たした。鈴木愛が通算８アンダーで単独首位に立ち、３打差の２位に葭葉ルミ。さらに４打差の３位にアマチュアの安田祐香（１７）＝兵庫・滝川二高３年＝ら６人が並んだ。

　通算５オーバー、予選通過ギリギリのラインで臨んだ最終１８番。堀奈は２打目がグリーンに届かなかったものの「やるしかない」と腹をくくったアプローチはピン上１メートル。しびれる下りのパットを「集中できていた」と、ど真ん中からねじ込んで３年ぶり、３２試合ぶりの予選突破を手にした。

　９組後方でラウンドしていた妹・琴音もスコアを確認して「泣きそうになった」と、姉の頑張りに勇気づけられ、自身も今季初の予選通過だ。

　２０１３年、２０歳で２勝を手にした堀奈はわずか２年後に大スランプに陥った。しかし、自身に向き合っての取り組みは実を結んだ。「明日は、悪い時期も応援してくれた方に感謝の気持ちで」。久しぶりの日曜日、心のこもったゴルフを見せる。