桃香、暫定首位発進!“8頭身ツヨカワ19歳”がハイテクショットで強風攻略

 9番の第2打後、ボールの行方を追う三浦桃香
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 「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第1日」(3日、茨城GC=パー72)

 雷雲接近の可能性があるためスタートが45分遅れ、24人が競技を終了できなかった。競技を終えた中では“ツヨカワ女子プロ”として売り出し中の三浦桃香(19)=フリー=が強風の中、3バーディー、1ボギーの2アンダー70でまとめ、上田桃子、新海美優と並んで暫定首位発進した。吉川桃ら9人が1アンダー71で暫定4位につけたが、三浦、上田、吉川と名前に「桃」がつく選手が上位にそろい、季節外れの“桃祭り”となった。

 劇画も超えるハイテクニックだった。強い風が吹き荒れた茨城GC。三浦はティーショットを「ドライバーフェースのトー(先端)側下」でインパクトすることで攻略した。

 「風が強い時は低い棒球で落ちてから前へ前へ転がっていく球を打ちました」

 この打ち方を使ったホールは5、11、12、14番。うち12番ではピンまで残り97ヤードの第3打を50センチにピタリとつけてバーディーを奪い、残りの3ホールはパーをセーブした。

 攻守のメリハリも上手につけた。フェアウエーが広い1、16番はドライバーで高い球を打って距離を稼ぎ、ともにバーディー。ティーショットをラフに打ち込んだ2、4番は無理をしてグリーンを狙わず、いったん花道に出し、残り20ヤード前後のアプローチをピンに寄せてパーにまとめた。

 「今日は攻めるところと守るところがうまくできた。そこはよかったと思います」

 ルーキーイヤーでツアーフル参戦は初体験。相当疲労が蓄積している様子で「日に日に寝る時間が早くなっています。今朝は目が覚めたら、携帯電話がおでこにありました」と打ち明けた。

 先週は“黄金世代”と呼ばれる同い年の新垣比菜が初優勝したが、しっかりと足元を見据える。「私は優勝はちょっと無理。今は『三浦桃香は試合に出ていないのか』って言われないように時々目立ちたい。まだ4日間大会で最後までプレーしたことがないので、まず予選を通りたい」。無欲が大金星を運んでくる。

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