鈴木愛&比嘉が“緊急タッグ” 独走する李晶恩のV阻止だ「攻めていきたい」
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第3日」(5日、茨城GC=パー72)
単独首位で出た昨年韓国ツアー賞金女王・李晶恩(イ・ジョンウン)(21)=韓国=が2バーディー、2ボギーのイーブンパー72で回り、通算5アンダーで単独首位を守った。日本勢は昨年賞金女王の鈴木愛(23)=セールスフォース=が通算1アンダーで申ジエ(韓国)と並び2位。比嘉真美子(24)=TOYO TIRES=が通算イーブンパー4位で、最終日は李晶恩の日本ツアー初出場初優勝阻止へ“緊急タッグ”を組む。
緊急事態発生に鈴木が賞金女王の自覚を口にした。日本ツアー初出場の李晶恩にあっさりとメジャータイトルをさらわれるわけにはいかない。「明日は4打差あるけど、このコースは簡単にボギーもダブルボギーも出る。まだまだチャンスはある」と自分に言い聞かせるように話した。
前日は「日本に1回来ただけで優勝させるようではダメ」と発言したが、この日はティーショットでフェアウエーを外すことが多くチャージは不発。それでも「最終組で回れるのはラッキー。敵が目の前にいる方がチャンスはある」と不屈の闘志で大逆転を目指す。
5打差を追いかける比嘉も李に重圧をかける考えだ。この日は後半インでショット改善に手ごたえをつかんだそうで「私は最終組じゃないので、ノンプレッシャーでガンガン攻めていきたい。18ホール全部でバーディーを狙ってプレーしたい」。同組の鈴木、1組前の比嘉が独走する韓国女王に揺さぶりをかけ、優勝争いを混戦に持ち込む。