「デイリー後援・男子ゴルフ・関西オープン・第２日」（１８日、小野東洋ＧＣ＝パー７２）

　時松隆光（２４）＝筑紫ヶ丘ＧＣ＝が５バーディー、１ボギーの６８をマークし、６７をマークしたショーン・ノリス（南アフリカ）と通算８アンダーで首位に並んだ。１打差の３位に池田勇太が続いた。８７位から出た石川遼（２６）＝ＣＡＳＩＯ、前週の日本プロ選手権を制した５０歳の谷口徹（フリー）はともに７１で回り、ともに通算１オーバーの６０位で辛うじて予選を通過した。

　驚くような飛距離はない。前週までの部門別で目立つのは、フェアウエーキープ率（１５位）くらい。それでも時松は賞金ランク２０位につけ、今週も２日連続の６８と安定感を示して首位に躍り出た。

　「１ピン、２ピンくらいのいいパターがしっかりと入ってくれている。昨日、今日はパットのフィーリングがいい」と好スコアを自己分析した。

　加えて前週に谷口が優勝。「追いつくのも無理でしょうけど、タイプが似ているので」と、大いに刺激を受けて今大会を迎えた。

　さらに今季はサッポロビールとスポンサー契約を結んだ。「サッポロさんの幹部に同じ時松さんという人がいて、その（珍しい名前の）縁で」と新たな発奮材料もある。

　首位については「優勝争いができれば、今後に生きる」と上を向く。結果、プロ３勝目を手にした時の祝杯は「僕は九州（福岡出身）なんで焼酎が好きなんですけど、その時はなるべく（サッポロ）ビールで」と笑わせた。