石川遼、3年ぶりメジャー出場権獲得ならず
「男子ゴルフ・全米オープン日本地区最終予選」(21日、兵庫県三木市・ジャパンメモリアルGC=7012ヤード、パー71)
1日36ホールのストロークプレーで行われ、34選手(うちアマ1人)が3枚の全米切符を争った。秋吉翔太(27)=ホームテック=が8アンダーでトップ。7アンダーのデービッド・ブランスドン(オーストラリア)、6アンダーの梁津萬(中国)の上位3人が出場権を獲得した。 石川遼(26)=CASIO=は67、72の通算3アンダー。2015年の全米オープン選手権以来3年ぶりのメジャー出場権獲得はならなかった。 石川は最初の18ホールを6バーディー、2ボギーの4アンダーで回り、前半終了時点で4位の好位置につけた。インスタートの後半18ホールでも12、14番のパー5でバーディーを奪って6アンダーまで伸ばし、この時点で首位タイに立った。だが16番パー4で1打目を左に曲げ、林の中から打った2打目が池ポチャ。痛恨のダブルボギーとし、折り返した1番パー4でも3パットでボギーをたたいて後退。出場権獲得ラインには届かなかった。 戦いを終えた石川は「いい1日だった」と晴れやかな表情。「36ホール、ほとんどがいいショットだった。ドライバーが良くなったのが今後の自分にプラス」と、大きな手応えを口にした。次戦は24日開幕のミズノオープン(茨城県鉾田市ザ・ロイヤルGC)で「すごく楽しみ。ドライバーがこれだけ良くなるとは思っていなかった」。同大会は上位4選手に全英オープン(7月19日開幕、英カーヌスティ・ゴルフリンクス)の出場権が与えられる。今度こそ3年ぶりメジャー切符をつかみ取ってみせる。